市政報告レポート 2023年07月

物価高騰から市民の暮らしを守る
~新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金対応分~


春日井市交通児童遊園がリニューアルオープン

 交通児童遊園は、築50年以上の経過に伴う老朽化が進行し、バリアフリー化への対応も不十分であったため、子育て支援に対する市民ニーズを踏まえた魅力ある施設を目指し、建替え整備がされました。

春日井市交通児童遊園 弥生町2‐70


交通児童遊園
中核市への移行について

6月6日の総務委員会にて調査結果が報告され、春日井市は中核市を『選択しない』という結論に至りました。
◆主な理由
・中核市は自前の保健所などを持てるが、国が保健所機能強化の方針を打ち出した
・財政負担の大きさ(保健所建設に約14億円、動物愛護センター建設約3.8億円)
・医師など専門職の確保も非常に困難
◆これまでの経緯

 報告を受けた総務委員会では、委員長のため、意見を述べられませんが、中核市は保健、福祉、環境など、市民生活に密着した分野の事務の権限が県から市へ移譲され、きめ細かな対応が可能になるというメリットや、「中核市」というブランド力もありますが、春日井市は県内他市と比べ、県庁へのアクセスも比較的容易なこと、築50年を超える春日井保健所を建て替えること等の負担を考えると今回の判断はパフォーマンスではなく、市民の幸せを第一に考えた判断だったと思います。
 また、春日井市は三師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)との連携が非常に充実していることも、「市民の生活、命を守る」と公言されている市長の判断を後押ししたと思います。
キャラクター
自転車通行帯の整備

 駅中心のネットワークという言葉がひっかかり、駅付近以外にも自転車通行が多く、危険性の高い箇所はある、と建設委員会で質疑をしてから2年。公安との協議も整い、大手橋西交差点から総合体育館前交差点までの市道区間に自転車通行帯が整備されます。
 一体的なネットワークを形成するためには、まだ整備されていない鷹来線と総合体育館前交差点から東側についても通行帯が整備される必要があります。交差点から東側は県道となるため、県議とも連携をとりながら引き続き、交差点の改良も含め要望してまいります。
 6月1日、伊藤貴治県議と自転車通行の実態調査、交通量調査を総合体育館前交差点にて行いました。


自転車通行帯
一般質問

「春日井市緑化の推進に関する条例」に基づいて、緑化を推進するためにさまざまな施策の一つとして1973年から実施。
■これまで50年間に1,142本が指定されたが、現在は486本が残るのみ。45年前の992本をピークに年々減少。
■2009年までは、年4,000円/1本の助成金が交付。
■50年前は基準を満たさなくても今では基準を満たす樹木もあるはずなのに、解除だけがされ続け、新規指定がほとんどない。※昨年1本の指定があったが、それ以前は2003年まで遡る。

保存樹
指定されない理由

  • 歴史の証となるものや、地域のシンボルとなるような樹木は概ね指定されている
  • 維持管理面での難しさから、要望がない

  • 解除される理由
  • 枯れてしまったものや損傷、倒木が最も多い
  • 維持管理困難
  • 土地区画整理事業などによりやむを得ず
  • 疑問 答え

    質問の要旨

    かつては助成金制度もあったが2009年度に廃止され、伐採した枝の処分も有料になってしまう等、所有者のみが負担をし、維持・管理、保全をしています。そもそも条例の目的・趣旨に照らせば、保存樹制度は、市民協働によって、維持・管理、保全されるものとして制度が開始されたはずではないかと考えますが、一翼を担うべき行政が、責務を放棄している状態ではないでしょうか。保存樹は後世へ残す、守るべきものであり、所有者と行政とが協力をしながら適切に管理すべきと考えるが、
    • 質問① 保存樹に対する市の基本的な考え方
    • 質問② 新たな支援策

    • 回答① 
      まちなかに潤いある景観を創出するとともに、地域の歴史、文化を次代に伝えていくため必要なものと考えている。
    • 回答② 
      適切な維持・管理、保全に努めている所有者、管理者に対し、行政としてどのような支援が必要か、所有者の皆様のニーズや他自治体の取り組みについて調査し、保存樹保全の在り方について検討していく。

    公式LINE

    ↓スマートフォンの方はコチラから追加できます友だち追加

    声を聞かせてください