市政報告レポート 2022年4月

令和四年度 主な事業(新規・拡充)

●本庁舎周辺施設再整備

本庁舎東館や中央公民館、市民活動支援センターについては、老朽化が進んでいることから、市民サービスの水準の維持や向上を前提に、他の施設との機能の統合や移転などを含め今後の再整備の検討を進めます。

●鷹来公民館大規模改修

老朽化が進んでいる鷹来公民館の長寿命化と利用者の安全で快適な環境整備を図るため、令和6年度の大規模改修工事に向け、基本設計が行われます。

鷹来公民館

●保育ICT導入(公立保育園)

保護者と保育士の双方における情報共有やその確認に費やす時間を大幅に短縮するためにコミュニケーションシステムが導入されます。

保育ICT導入

●おひるねベッド導入(公立保育園)

毎週のふとんの持ち運びの負担を軽減するため導入されます。

おひるねベッド導入

●がん患者補整具購入費助成

ウィッグや乳房補整具の購入費用の一部が助成されます。

●認知症高齢者等個人賠償責任保険事業

認知症の人やその家族が地域で安心して社会参加できるよう、認知症の人が他人の物を壊したりするなど、法律上の賠償責任を負う場合に備え、市が保険に加入します。

●デジタル化推進

利用者が多く訪れるふれあいセンターや市窓口でキャッシュレス決済が導入されます。

●避難所備蓄資材等整備

新たに排便袋・抗菌性凝固剤・排せつ後の処理袋がセットになった災害用トイレセットや液体ミルクが備蓄されます。

h避難所備蓄資材

●男女共同参画啓発

性的マイノリティの抱える問題解決と理解促進のため、新たにパートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度とLGBTQフレンドリー企業登録事業が実施されます。

●DV防止推進

被害者の身の安全を確保するため、新たに緊急一時避難支援事業が開始されます。

●ごみステーション散乱防止

ごみボックス設置費の補助について、対象製品を拡大するともに、補助の上限額を5千円から1万円に増額されます。

ごみステーション

●AI型学習教材導入

児童生徒の個別最適な学びを実現するため、国のGIGAスクール構想により導入した1人1台端末に、導入されます。

●いじめ・不登校対策

不登校対策として効果が認められたため、登校支援室が中学校6校から全中学校に拡充されます。また、これまで中学校を対象に導入していた匿名通報アプリが小学校にも拡充されます。

●都市計画道路整備

鷹来線は、市中心部への流入を分散させる市内の環状道路として、大手橋西交差点から前並町までの未整備区間について、地権者への説明会を実施する予定となっています。

●朝宮公園整備

多目的広場等の工事を引き続き実施するほか、テニスコート、野球場、芝生広場、園路等の改修工事が行われ、令和4年度内に整備事業が完了し、公園全 体が供用開始されます。

朝宮公園

●市民病院

5月に、新棟が完成し、小児アレルギーセンター、ハイブリット手術室、内視鏡センター等が開設されます。

市民病院
お知らせ

地域と一体となった子育て・教育環境の整備

2期目で取り組む重点政策として3年前お約束した公約です。これまで、「登下校時の熱中症対策」「こども110番の家」「子ども会助成金の拡充」「学校を核とした地域づくり」というテーマで行政に対し、質疑を行ってまいりました。これらは、すべて私自身の考える『子どもを中心としたまちづくり』が根本となっており、公約をもとにしています。
今年度より市内小学校では、準備が整い次第、全ての学校で地域連携を推進することとなり、準備の整った12の小学校で地域コーディネーターが配置され、これまで以上の地域連携が推進される予定になっています。
市教育委員会が進める地域連携、あくまで学校運営と教育活動を主として進められるものであり、地域活動の活性化を狙っているものではありません。ただ、結果として得られる地域への波及効果は、地域コミュニティの希薄化を止める大きなヒントになるのではないかと考えています。
地域には、区・町内会のほかに、体育振興会、老人クラブ、子ども会、子どもの見守り団体、民生委員・児童委員、PTAやおやじの会、そのほかにも各種サークル活動をされている団体など、多くの団体や集まりがありますが、これまで、団体の枠を超えて交流することは多くありませんでした。こういった地域の様々な人が、『子どもたちのため』という共通目的の下、学校運営のために定期的に集まり、団体・世代の枠を超えた交流をすることが、地域特性のある教育活動の実施のみならず、希薄化しつつある地域コミュニティの再生につながるのではないかと考えています。

地域と一体となった子育て・教育環境の整備

2020年に実施された国勢調査のデータに基づき、この地域の現状を分析してみました。

グラフの縦軸が18歳未満の子どものいる世帯(市平均22.5%)、横軸が65歳以上の方の人口比率(市平均25.8%)になります。皆さんはどう感じられたでしょうか。
グラフを見ると同じ市内でも、区画整理をした時期やまちの成り立ち等によって高齢化率が大きく異なります。市の施策をはじめ、町内会等の自治活動もその町々にあった取り組みに変化させていく必要があると考えます。 今年度市では、持続可能な町内会活動に向けた支援の在り方等を検討する「町内活動支援検討会議」を立ち上げます。行政支援も一律ではなく柔軟に対応できるものとなるよう期待しています。
新年度が始まり新たに町内会の役員になられた方もいらっしゃると思います。お住まいの地域の人口比の参考にしていただければ幸いです。※一部を抜粋しましたが全市のデータもあります。ほかに知りたい地域がありましたら遠慮なくご連絡ください。

地域現状の分布
前回寄せられたご要望・ご意見

貴重なご意見ありがとうございます。

『保育園の給食の原材料について、外国産ではなく国産原料を使用するべき』

→ 給食については、幼保無償化とは別で利用者負担となっています。全てを国産原料にすると、給食代に少なからず反映されてしまうため、現状では難しいと考えます。ただ、こどもに安全な食を提供することや、食育の観点からも地元食材を使用することは大切なことなのでそちらをメインに行政に対してアプローチしてまいります。

『大手から町屋にかけての県道の騒音対策や安全対策について』

→ 町屋の交差点を中心に朝夕は東西南北すべての道が渋滞します。交通量に比べ明らかに道路が足りていません。牛山公園から前並までの道路の開通や鷹来線の大手橋西から前並までの開通等、あらたな道路整備が予定されていますので、その動向を注視しています。また一宮春日井線の複線化も引き続き県や市へ要望してまいります。

『小学校の一人1台端末について、特別支援学級の児童にも同じもので学習させてあげたい』

→ 昨年度コロナ禍をきっかけに一斉に整備をした端末ですが、市では端末をリース契約(5年)しています。昨年すべての子に新しい端末を用意した訳でなく、それ以前にリースした端末はそのまま使用しています。そのため一部の子は古い端末を使用しています。リース期間が終わるまでの数年間はその端末を使用することになりますが、リース契約が終了した時点より新しい端末に変更となります。ただやはり同じ端末を使用して勉強したいという気持ちは十分理解できますので、引き続き何か解決できる方法はないか調べてまいります。

『小学6年生に提供させる卒業祝いのバイキング給食について、アレルギー対応食も準備できないか』

→ 中学校の卒業式の日に小学校では6年生に他学年とは違う給食を用意していますが、アレルギー対応食の子は他の学年の子と同じアレルギー対応食になります。確認したところ、センター方式の給食では個別の対応が難しいとの回答がありましたが、選べるメニューのひとつにアレルギー対応食を追加するなど、何か方法はないか、来年に向けて他市の事例なども調べ対応できる可能な方法を探していきます。

以前に要望のあった道路の安全対策について、白線や赤枠といった対策を道路課さんに対応していただきました。

白線
赤枠